米国議会 ウクライナへの2億ドルの軍事援助提案を承認

© Fotolia / trekandphotoアメリカ合衆国議会議事堂
アメリカ合衆国議会議事堂 - Sputnik 日本
サイン
15日、米国下院は本会議で、2016会計年度の国防予算の大枠を決める国防権限法案を賛成多数で可決した。法案の中では、総額2億ドルものウクライナへの軍事援助が規定されている。予算案によれば、これらの資金は特に、キエフ当局への「防衛兵器」供給のため利用される可能性がある。

全体として議員達は、2016年度予算では軍事目的に、ほぼ6120億ドルを拠出する事を決めた。その中には、アフガニスタンやイラク、シリアなど国外での作戦用の予算、892億ドルが含まれている。

国外作戦用予算について、ホワイトハウスと国防総省が準備した要求額は、さらに380億ドル多いものであるため、オバマ政権は、この予算案に満足していない。おまけに、議会は事実上、この予算の中では、キューバのグアンタナモ軍事基地にあるテロリスト用の特別刑務所閉鎖を禁止している。

これに関連してオバマ大統領は、この予算案に対し、もし自分が、下院が承認したような形の文書に署名する事になるのであれば、拒否権を発動するかもしれないと警告した。
なお米上院は、ウクライナへの軍事援助を3億ドル拠出するとした、独自の予算案を準備している。

ニュース一覧
0
コメント投稿には、
ログインまたは新規登録が必要です
loader
チャットで返信
Заголовок открываемого материала