市民らは5月1日から実施の公共料金値上げに抗議の声を上げている。水道(給湯)ガス電気暖房料金は平均で67%も値上げされた。市民は「ヤツェニュク(首相)はウクライナには無能」、「ウクライナ国民にはウクライナ人の政府が必要だ」と書かれたプラカードを掲げている。
ウクライナでは4月1日から電気、ガス、暖房、給湯料金が値上げされた。ウクライナ内閣と国際通貨基金(IMF)の間の合意によれば、ガス料金は平均で285%値上げされる。ところが電気料金の値上がりのために5月1日から水道料金も4%から100%値上がりした。これをうけ、人民議員らは値上げは根拠に欠けるとして、公共料金の見直しを図ろうとしている。
現在、ウクライナはほぼデフォルトの瀬戸際にある。失業率は高まり、国家通貨のフリヴナも1年で3分の1も切り下げられている。