ウシャコフ氏によると、リーダーたちは今後も同フォーマットを使うことで合意し、米国が同フォーマットに加わることについては事実上話し合われなかったという。
ウクライナ南部・東部の情勢解決をめぐる「ノルマンディー4者」のメンバーは、ウクライナ、ロシア、フランス、ドイツ。
米国務省のヌーランド国務次官補は先週、米国はウクライナ紛争解決をめぐる協議プロセス参加のために開かれており、「ノルマンディー4カ国」が同意するのであれば、同フォーマットに加わる用意があると発表した。
これより先、ロシアのラヴロフ外相は、「ノルマンディー」フォーマットへの米国の参加については、同フォーマットを提案したフランスのオランド大統領が決めるべきであると述べた。
18日、ヌーランド国務次官補はモスクワでロシア側とウクライナ問題解決に関するミンスク合意の履行や、露米関係について協議する。キエフ当局と独立を宣言するドンバスの共和国間の対話構築などについて話し合われる見込み。
ロシア科学アカデミー国際安全保障問題研究所のアレクセイ・フェネンコ主任研究員は、リア・ノーヴォスチ通信に、「ヌーランド氏の訪問は、米国がウクライナに関するロシアとの新たな相互関係を見つけようとする試みだ」と指摘し、「米国は、ロシアに対する正面からの圧力が結果をもたらさないことを理解し始めている」と述べた。