大臣によれば、債権者との合意を達成するのにウクライナに残された時間は「あまり多くはない」。キエフがデフォルトを宣言する可能性は検討されていない、と大臣は強調した。
4月10日、100億ドルの有価証券保有者を束ねるウクライナ民間投資家委員会は、キエフの債務を帳消しにすることを拒否した。5月14日、ロシアのセルゲイ・ストルチャク財務次官は、ロシアは30億ドルのウクライナ債券を保有しているが、やはり債券を書き換えする意向はない、と強調している。
ウクライナの対外債務は2015年3月の決算で8.3%(24億ドル)増、328億ドルに上っている。ウクライナ国民銀行は、債務の総額は年間のGDPの93%を占める、との予想を示している。