世論調査は「スプートニク・オピニオン」プロジェクトの枠内で実施。
設問は、「例えばロシアのマスコミからの情報摂取など、あなたはどの程度、国際情勢へのオータナティブな見解を得ようとしていますか?」 これに対し、欧米の回答者の60%が見解の分かれる国際問題に対し、マスコミの様々な見解を知りたいと答えている。
マスコミに反映される世界の多極化の情報聴取に最も高い関心を示したのはギリシャの81%。ロシアのマスコミをはじめとする別の情報ソースが伝える国際情勢への見解に関心があると答えたの米英が57%、独が55%、仏は49%。
世論調査は「スプートニク」通信の依頼を受け、英ICMリサーチが3月20日から4が9日、英仏独米ギリシャで実施。回答者5001人の内訳はギリシャが1001人、その他、各国ごとに1000人。
この状況がアジア諸国、具体的には韓国にいかにアクチュアルなものであるかについて、ソウルにある韓国外国語大学で教鞭をとるパク・インナ氏は、ラジオ「スプートニク」からのインタビューに次のように答えている。
「これは私見だが、韓国における国際情勢の報道はかなり一極的だ。その際たる理由は韓国が米国ともつ政治的関係、戦略的同盟に有ると思う。しかも、韓国社会の様々な分野でリーダーだとされる人々の大半が米国で教育を受けている。これもおそらく、古い世代の情報のメインストリームに対するアプローチを決定しているのではないか。だが、若者の中にはそれとは異なる見解に耳を傾ける者もいる。これは主に、ロシアに何らかの関心をもつ若者たちだ。それ以外の大多数の韓国市民は一方的な見解をそうあるべきだと受け止めているのではないか。」