1938年10月4日付のこの手紙の中では「ドイツ指導部は、あなたの(ゾルゲの)駐日ドイツ大使館での仕事に対する傑出した貢献を認めている」と述べられている。
リヒャルト・ゾルゲは、第二次世界大戦時代の著名なソ連のスパイで、1936年日本で仕事を開始した。特に彼は、モスクワに、ドイツがソ連進攻を準備している事や、日本の対ソ計画などを伝えた。
しかしゾルゲは、1941年日本の警察に逮捕され、1944年に処刑された。
死後の1964年、彼にはソ連英雄の称号が授与されている。
日本のマスコミ報道によれば、今回見つかった書簡は、今後、競売にかけられる見込みだ。