条約は1995年11月25日にソチで調印され、2002年1月10日、ウクライナ議会によって批准された。
今回採択された法律には次の説明文が付されている。「ロシアはウクライナに対し、ロシア軍の極めて活発な参加のもとで、軍事侵攻を行い、破壊工作を行っている。こうした状況では、両国間の軍事部門の協力は不可能である。もはや条約は客観的情勢とまったく適合せず、ウクライナの国益に反するものとなっている」。
ロシア側が繰り返し行っている説明では、ロシアはウクライナ国内の紛争の当事者ではなく、ウクライナ南部・東部の事象に加担してはおらず、ウクライナが政治的・経済的危機を乗り越えることこそロシアの利益である。