ウミト・ヤルディム駐露トルコ大使がインターファックス通信からのインタビューにこう語った。
大使はトルコとロシアは「プロジェクト開始の段階にまだ達して」おらず、「おそらく、今日の段階でガスパイプライン使用開始日を具体的に2016年ないし2017年とするのは正しくない」と語った。
大使はプロジェクトが実現化されれば、トルコ、ロシア両国にとって大きな勝利となるとしたうえで、両国間のコンタクトが続けられていることを明らかにしている。
大使によれば、現段階でロシア、トルコ間には同プロジェクトに関する契約義務は取り交わされていない。ただしプロジェクト実現の期待は両国とも抱いている。
これより前、ガスプロム社のミレル社長は「トルコ・ストリーム」の使用開始を2016年12月に予定と語っていたほか、同社経営陣のオレグ・アクシュチン氏は、「トルコ・ストリーム」の海底部分の敷設に関し、水深の浅い区域の作業は6月上旬にも開始と語っていた。