「現在イランには『IS』の側からの深刻な脅威が実際に存在するのか?」というラジオ・スプートニクの質問に対し、イランの政治学者で外交官のセイエド・ハディ・アフガヒ(Seyed Hadi Afghahi)氏は、次のように答えたー
「現在『IS』が何らかの自治組織ではないことは、誰にとっても決して秘密ではない。このグループは、完全に米軍及びNATO軍の支援を受け、彼らに指揮されている。『IS』が米国から軍事支援を受け、指揮官の訓練を受けていることを裏付ける多くの証拠がある。
例えば、ラッカ(シリア北部)の『イラクとレバントのイスラム国』戦闘員らの縦隊が、ラマディ(イラク中西部)の方向に進み、この町を占拠し、何百人もの一般市民を殲滅しているという状況が、どのように生じたのか? 米国主導の国際有志連合がその際、なぜ何もせず、住民救出のためのいかなる措置も講じないのか?-そうした事実を考えれば、分かるだろう。
これらを考え合わせ、我々は、米国はテロ組織の行動を支援する側に立っているとみなしている。それゆえ我々は、警戒しなければならない。」