この施設を作った人達は、そうした猫達のための家がたくさんある日本の例を参考にした。現在若い職員達が、春の繁殖期を迎えた猫達のパートナー探しを手伝っている。
「ネコカフェ」の管理責任者アナスターシヤさんによれば、彼女のところには、キャットショーに出してもおかしくないような血統書付の猫もいるが、カフェのメンバーが道路で拾ってきたような、野良猫や病気猫もいる。ただ病気やケガをしている猫の場合、ボランティアがまず治療した後、カフェに連れてこられるので、カフェでは、獣医学的検査だけで済む、という事だ。
現在ネコの家にいる幸せな住人(住猫)は、14匹。ロマンチックな保養地にいるように一時的な滞在で家を出て行く猫もいるが、ずっとそこに残るものもいる。