ログヴィノフ特別大使は、「我々はあらゆる方面との対話の継続を希望しており、最終手段に訴えることはせず、パートナー諸国に耳を傾けるつもりであり、もちろんのこと、交渉プロセスに欠かせない一国である北朝鮮側からの見解も聞いてゆく」と語っている。
米国、日本、韓国が北朝鮮の核開発プログラムを止めさせようとさらに圧力をかけようとしていることについて特別大使は、逆効果であり、前向きな結果に導くものではないとし、次のように語った。
「ここで問題なのはあらゆる当事者の実際的な憂慮を考慮するということだ。それにこれは宣言という形式ではなく、軍事的政治的緩和という具体的行為で行われるべきだ。」
ログヴィノフ特別大使は、軍事面での活発化はすべての当事国で行われているものの、これは抑制せねばならないとの見解を表している。
ログヴィノフ特別大使は、これを促進しうるものとして、「(国際関係の再構築を図った)ヘルシンキ・プロセスの縮小版のようなものを地域規模」で行うことを指摘している。
ログヴィノフ特別大使は、ロシアは六カ国協議交渉に国際原子力機関(IAEA)の代表を交渉当事者としてではなく、鑑定作業を行う側として加えるべきとの見解を表した。
ロギヴィノフ特別大使はインタビューを「いずれにしても朝鮮半島の非核化問題は核不拡散条約およびIAEAの基準と規則の枠内で解決されるべき」と締めくくっている。