先月ロシアの原油採掘量は、昨年5月よりも1,6%多い、4582万8千トン、一日の採掘量(日産)は1070万8千バレルだった(1バレルは約160リットル)。
しかしこの量は、今年1月に記録された、ソ連崩壊後の最高記録、日産1071万3千トンには及ばなかった。
なおOPEC(石油輸出機構)最大の原油生産国で、今回第二位となったサウジアラビアの5月期の、一日の採掘量は平均で1025万バレルだった。
ブルームバーグ通信の石油ガス分析専門家であるジュリアン・リー氏は、ロシアの採掘量は、ガスコンデンセート及び高品質の超軽質油生産の拡大により増大するだろうと見ている。