ロシア、省エネ高エネ永久磁石が生産へ大きな一歩

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ロシアで 希少金属の合金を土台にした高エネルギー密度永久磁石の生産が実験段階にさしかかっている。

合金磁石製品の原則で作業を行なう初の企業はシベリアのトムスク市にある北方技術研究所(STI)をベースに誕生する。

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アレクサンドル・ブイノフスキー氏、 工学博士、北方技術研究所の教授 - Sputnik 日本
アレクサンドル・ブイノフスキー氏、 工学博士、北方技術研究所の教授

STIはモスクワ物理工学研究所・国家研究核大学の支部にあたり、まさにここで永久磁石の新技術の開発が行なわれている。この技術は磁気共鳴断層撮影から電動輸送機器、コンピューター機械、こどもの玩具まで様々な産業部門で非常に待ちのぞまれている。

ところが未だにロシアの生産は国内需要をカバーしきれておらず、原材料を中国に頼る点が問題だった。これに関し、STIの専門家らの前に掲げられたグローバルな課題は2つあった。ひとつは磁石のための国内での原料生産を可能にすること。もうひとつは磁石そのものの生産技術を向上させること。

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シベリアの北方技術研究所での省エネ高エネ永久磁の生産の将来性を話し合っている工学博士 - Sputnik 日本
シベリアの北方技術研究所での省エネ高エネ永久磁の生産の将来性を話し合っている工学博士

1つ目の課題は事実上遂行され、希少金属をもとにしたナノ構造の合金を作る実験用機器が作られている。しかもロシアの技術は中国、欧州のそれとは異なっている。たとえば金属熱還元法プロセスでの加熱、溶解では外からのエネルギーは使われず、物質から発せられる内的エネルギーが用いられる。STIの研究者らはこれを安価で効果の高いメソッドととらえている。 次なる課題は磁石の実験生産の場を整えること。

「メイド・イン・ロシア」の永久磁石はいくつかの側面で外国の類似品を上回る性能を持つかもしれない。実験が成功すれば、次は大量生産をめざした調整が行なわれる。

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