コンクールには若い写真家らが参加した。ロシア、欧州諸国、北南米、アフリカ、中東、インド、東南アジアをはじめとする世界54カ国からおよそ5000点の応募があった。審査員団は有名な米国人写真家でグッゲンハイム基金の受賞者でもあるジェイソン・エクセナジ氏が審査委員長を務めた。
国際審査員団の高い評価を集めた応募作品は、障害を背負った人々の生活と問題。自由を剥奪された場での営み、紛争、人類の悲劇と痛切な社会問題に光を当てたものばかり。
グランプリに選ばれたのはロシア人写真家、エレーナ・アノゾヴァさんのフォトセッション「分離」。この作品に審査員団からは同じ痛みを分けあおうとする重要性が指摘されている。若い写真家集団が目を向けているテーマの選択からは、マスコミのおかげで社会に起きている、また起きるべきである前向きな変化が再び浮き彫りにされた。
コンクールの入賞作品およびアンドレイ・ステニン氏の撮影写真は「ロシア・セヴォードニャ」のサイトでご覧いただけます。