ラヴロフ外相は上海協力機構の地域安全保障最高レベル会議で演説したなかで、「2月12日のミンスク合意はキエフ政権の行動のせいで常に破棄の脅威にさらされている。キエフ政権はドンバスとの直接対話をしく自らの義務から逃れようとしている」と語った。
同地域安全保障最高レベル会議は、3日の上海協力機構外相級会議の延長線で実施。こうした会議は夏にウファで開催の機構のサミットを前に開催されている。
ラヴロフ外相は上海協力機構圏におけるリスクはますます増大していることを認めた。
「リスクは増大しつづけており、より相互に関連した、複合的性格を強めている。リスクの中性化に合同で尽力を傾ける必要性ははっきりしている。今日の会合の結果が上海協力機構というフォーマットにおいても、関心を持つ他国や国際組織の参加した形においても、諸国間の広範で実践的な相互関係のためによい基盤となると思う。」
ラヴロフ外相はこう指摘し、ロシアは急進主義対策に関する上海協力機構の条約策定において、中国の発揮する重要なイニシアチブを支持していると述べた。