イランのイブラヒム・ラヒームプール外務次官は、リア・ノーヴォスチ通信のインタビューで、「ロシアは、流血の惨事を止めさせ、イエメンでの平和構築に協力するための、あらゆる可能性を持っている」と述べた。イランのアラビア語の新聞「アル・ヴァファグ」の編集長を務めるモサイエブ・ナイミ氏は、ラジオ「スプートニク」のインタビューで、次のように語った。
「サウジアラビアがイエメンで開始した血の雨を降らす戦いは、最も恐ろしい場面に近づいている。死者と負傷者は2000人を超えており、600万人が家を失い、多くの居住地区が破壊された。イエメンには、人道的大惨事がしのび寄っている。サウジアラビアには、強力な庇護者である米国がいる。米国のたくさんの同盟国も、サウジアラビアを支持している。西側が流血の惨事を止めてくれるという希望は、一切ない。そのため、最も強力で、影響力を持つ国の一つであるロシアは、苦しんでいるイエメン国民の訴えに耳を傾ける必要がある。本格的な外交措置が必要不可欠だ。ロシアは、イエメン危機を平和的に解決する力と権威を持っている。このような行動は、多くの国から支持を得るはずだ。もちろん、イランも支持するだろう」。