英国専門家:「G7メンバー国が平和や繁栄の保証国と考えるのは、真実からほど遠い」

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英国専門家:「G7メンバー国が平和や繁栄の保証国と考えるのは、真実からほど遠い」 - Sputnik 日本
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英国の国際問題の専門家で雑誌「Politics First」の編集長を務めるマルクス・パパドプロス氏は「G7に入っている『7大国』を、平和や繁栄の保証国と見るのは、真実からほど遠い」と指摘した。

リア-ノーヴォスチ通信記者の取材に対し、編集長は次のように語ったー

「目前に迫ったG7サミットについて述べる前に、G7メンバー国は、ロシアの本当の友人ではないし、一度もそうでなかったことを、まず確認する事が重要だ。

友人どころか英国と米国は、ロシアにとって最悪の敵である。G8におけるロシアの位置は、常に不安定なものだった。その事は、ウクライナ危機を理由に、他の国々がかくも早くロシアの参加権を一時停止した事により証明された。G7のメンバー国は、一つにまとまっており、政治的にも経済的にも、また防衛的観点からも、互いに関連している。

G7は、自分達は全世界の意見を述べ、平和と安定の守り手だと確信している。しかし、それは現実からは、ほど遠い。例えば、シリアの和平プロセスにはロシアの参加が不可欠だし、アフガニスタンの安定の保証やイランをめぐる状況の平和的解決、イスラム過激派テロリストとの戦いにおいても、ロシアの参加なしには不可能だ。ましてロシアを、国連の基本原則に関する討議から除外する事などできない。

しかし来るサミットにおいて、ウクライナ危機がロシアの参加なしに討議されるだろう。そうした事は、論理に適っていないし、実りのない事だ。

ロシアは、そうする事が互いの利益に適っており、プラスをもたらす間は、西側と仕事を続けなくてはならない。しかしロシア政府は、西側と対抗するためにも、準備しなくてはならない。なぜなら西側は、ロシアを国際社会で弱体化させるつもりだからだ。」

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