ニューヨーク州にあるクリントン刑務所は、警備が厳重なことで知られており、同刑務所で脱獄事件が発生したのは、1865年の建造以来、初めてだという。
脱走したのは、48歳のリチャード・マット受刑者と、34歳のデビッド・スウェット受刑者。マット受刑者は、男性を誘拐して殺害した事件で禁錮25年の判決を受け、スウェット受刑者は、保安官を殺害して終身刑を受けて服役していた。
警察は、2人は危険人物であると指摘している。
刑務所の所長は、「調査の結果、受刑者たちは房室の穴から脱走したことが明らかとなった。受刑者たちはその後、建物の6階に出て、下へ降りた。彼らは道具を持っており、穴を掘って、トンネルから逃げることに成功した」と発表した。
ロイター通信は、トンネルを掘って脱獄する方法は、有名な映画「ショーシャンクの空に」を彷彿させると指摘している。
捜索活動には、200人以上の警官が動員されているほか、ヘリコプターも参加している。