ワシントン大学(米国)のテオドール·ヴォス氏は、「筋骨格系の深刻な障害、精神障害、行動障害などの健康を害する一般的な源は、予防が可能ではあるものの、医療部門ではしかるべき関心の対象となっていない。これらの問題を解決するためには、世界中の保健システムの優先順位を変える必要がある。私たちは今、人々が長生きするのを助けるだけでなく、人々がずっと健康でいられることも助ける必要がある」と発表した。
研究では、最近20-25年で、死亡率はそれほど上昇していないものの、病人の割合が急速に増えたことなどが明らかとなった。
世界中のおよそ95パーセントの人々が、何らかの病を患っており、そのうちの約3分の1が、5つ、あるいはそれ以上の病気にかかっているという。
全体として、死に至る危険性のある病や、それほど危険ではない病気が原因で、毎年およそ7億3000万人の命が失われている。