新聞「New York Times」によれば、作戦の際、軍人らは「IS」のパソコンや電話、書類などにアクセスできた。これらのデータは、5月31日に行われたシリア東部での別のリーダー殲滅を目的とした空爆実施を助けたとの事だ。
米諜報機関の指摘によれば「IS」のリーダー達の妻らは、これまで知られていたよりも、もっと重要な役割を演じている。彼女らは、パソコンなど電子機器を使った情報の傍受・盗聴を避けるため、情報伝達員として互いに連絡を取り合い、そのあとで自分の主人にそれを伝えている。
一方、最近暴露された報告によれば、すでに2012年の段階で米国防総省の諜報機関は「IS」というグループの特徴についてのすべてをつかんでおり、彼らの軍事的膨張を予想していた、との事だ。それにもかかわらず米当局は、後になって「IS」と密接な関係があったことが明らかとなった複数のシリアの在野勢力への支援を続けていた。