マツーエフさんは記者団に対し、
「日本でここ数日間、巨匠ユーリー・テミルカーノフ氏と読売日本交響楽団と共にコンサートを行っています。こうしたコンサートは5年前に計画されていたものです。ユーリー・ハトゥエヴィチ氏(指揮者テミルカーノフ氏)と演奏できることは光栄の一言です」と語った。
マツーエフさんは、ロシアでも6月23日に自身の誕生日の記念コンサートを行う。会場はモスクワのクレムリン大宮殿で「デニス・マツーエフが友達を呼ぶ。クラッシックもジャズも」と題されている。
マツーエフさんはロシアのピアノ音楽派では最も目覚しい存在に数えられる。マツーエフさんは世界中の一流の交響楽団と演奏しているが、外国からの強い引きにもかかわらず、その演奏のかなりの部分はロシア国内で行われている。
なお、6月11日の東京でのコンサートは、会場はサントリーホール。曲目はプロコフィエフ作曲、ピアノ協奏曲 第3番 ハ長調 作品26 およびショスタコーヴィチ作曲、交響曲 第10番 ホ短調 作品93。