「イスラム国」出現の主因は外部からの干渉

© Sputnik / Sergey Guneev / メディアバンクへ移行アフガニスタンのハミド・カルザイ元大統領
アフガニスタンのハミド・カルザイ元大統領 - Sputnik 日本
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米国のオバマ大統領はG7サミット後の会見で、米国はイラクにおける「イスラム国」対策の新しい計画を策定中だ、と述べた。軍事顧問を派遣し、イラク軍の訓練を行うことなどが検討されているという。

「イスラム国」はイラクおよびシリアで活動するイスラム系テロ組織である。創設は2006年。中核をなすのは、米国がイラクに駐留していた時期、米軍と戦った戦士たち、および、シリアでアサド大統領政府軍と戦った戦士たちである。「イスラム国」の勢力拡大は2014年の世界における主要な問題のひとつとなった。CIAによれば、構成員はおよそ3万人。自ら掌握した領域にカリフ国家の樹立を宣言、さらなる版図拡大を狙っている。

アフガニスタンのハミド・カルザイ元大統領はRTのインタビューに答えた中で、「イスラム国」誕生の主因は中東諸国の内政に対する局外からの干渉である、と語った。もし状況が実際とは異なり、こうした運動が国民の中から出てきたなら、国はその運動体と対話を試みただろう。「しかし、いまイラク・シリアで活動している組織は、外部のパワーによって作り出され、外部のパワーによって、破壊こそをその目的にして、運用されている。こんな状態では対話など望むべくもない」と元大統領。

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