リャブコフ外務次官は、六カ国およびイランの外相会議は6月の20日あたりに行われることを確認している。当事国らはさらに対イラン制裁が国際原子力機関(IAEA)の評価を元に解除され、国連安保理へと迂回し、再発動されないことでも合意に達した。リャブコフ外務次官はさらに、制裁解除の速度はイランにも受け入れ可能なものでなければならないと補足している。米国では多くの人が、対イラン制裁は解除されるが、イランが合意に違反した場合は、制裁が自動的に元通りに発動されるという構図でイランとの取引が行われるよう提案している。リャブコフ氏はこれまでに、対イラン制裁は国連憲章第7条にのっとって発動されており、解除も第7条にのっとって行われ、それには別の国連安保理決議が必要であると指摘してきた。これに則った場合、合意違反があっても、国連安保理決議なしに制裁が自動的に復活するということはありえない。
対イラン武器禁輸の解除については、リャブコフ外務次官は、ロシアは今までどおり六カ国側とは「辛らつな、建設的提案のない」論争を続けており、このテーマに行き着くにはまだ時間は残されているとの確信を表している。
リャブコフ外務次官はさらに、ロシアとイランは核廃棄物のロシアへの運び出しの可能性に関し、その基準の合意に近づいていると語った。5月、リャブコフ外務次官は、ロシアとしては核廃棄物の運び出しを行う様々な方法を検討する準備がある姿勢を表してきたが、その時点ではイランは立場を明らかにしていなかった。
六カ国協議およびイランは6月30日までに「包括的共同行動計画」の名称で知られる合意の達成に尽力を傾けている。この行動計画は対イラン制裁を解除する代わりに、イランの核プログラムが平和利用に限定されたものであることを国際的に保障するものでなければならない。枠組み合意は4月2日、ローザンヌで達成されている。
六カ国協議およびイランは6月30日までに「包括的共同行動計画」の名称で知られる合意の達成に尽力を傾けている。この行動計画は対イラン制裁を解除する代わりに、イランの核プログラムが平和利用に限定されたものであることを国際的に保障するものでなければならない。枠組み合意は4月2日、ローザンヌで達成されている。