これまで特務機関職員らは、拷問プログラムが彼らの任務の一部となったのは2001年9月11日のテロ以来だ、と主張していたが、今回公表された資料で、拷問がそれ以前にも行われていたことがわかった。
米国人権連盟が英紙ガーディアンより秘密資料を取得した。それにより、CIA長官が監獄内のテロ容疑者への拷問を許可していたことが分かった。
2014年末に米国諜報委員会が報告書で、CIAがジョージ・ブッシュJr大統領時代に職権を濫用していた事実を公表し、CIAがテロ容疑者を拷問していたことが世界に知れ渡った。
今回、米国諜報機関の活動のショッキングな詳細が明らかになった。公開された資料によれば、CIAは「一部のケースを除いて」人体実験に資金を提供したり、注文したり、自ら行ったりしてはならない。しかしCIA長官は「人体実験に関連するあらゆる条文を承認し、変更し、逸脱する」権限を付与されていた。