「この計画によりロシアは西方面への軍部隊、兵器の補足を行なわざるを得ず、その結果、ロシア、NATO陣営の対立激化は政治面に留まらず、軍事面でも起きてしまう。」
バシュク所長は、ウォールストリート・ジャーナル紙が、米国が大陸での米軍拡大の枠で欧州に戦闘機F22を配備する計画を持っていると報じたことを受けて、こうした見解を表している。
バシュク所長は、F22の配備が追加的な刺激となり、ロシアは第5世代戦闘機T50の開発、供給を早めることになると強調した。バシュク氏は、米国およびその連合国が類似した行動を採った場合、ロシア側には報復手段があると語っている。その一例としてロシア国防省は、米国の装甲軍事機器が東欧に配備された場合、ロシアはイスカンデール型ミサイルをカリニングラード州に追加配備する可能性を排除していない。