「我々の条件外の路線にこの分野での決定機関としての安保理の役割保障を加えるというスキームがある。つまり我々は一切の迂回路、迂回スキームを許さないことになる。ありがたいことに六カ国協議側はこれを理解した。米国は、合意が守られなかったことを仮定し、状況調整の他のメカニズムが枯渇した場合、制裁を全面的または違うボリュームで復活させることを主張している。米国にとってもここでは、こうした結果が出た場合の一定の保障が重要なのだ。」ロシア代表団のリャブコフ団長はこうした声明を表した。
リャブコフ代表はこうした一方で「この2つのアプローチを両立させることのできるバリアントも存在する。我々もこのバリアントが最後まで維持され、将来の国連安保理決議文に反映されるよう、非常に望んでいる。国連決議とは合意を承認するために採択されるものであるべきであるが、仮に望まない事態となったとき、どう行動すべきかというプロセスのこうした場面を固定するためにも必要である。」と語っている。