同巡洋艦は多目的追跡・照準システム「イージス」を搭載している。
日本へは2017年までにさらに2隻、同種の軍艦が配備され、MDを構成する。
横須賀基地司令部によれば、イージス・システム搭載艦3隻の追加配備は、中国・北朝鮮抑止のための、米国政府の進めるいわゆる「アジア太平洋地域回帰」戦略の一環をなすものである。
今秋、日本に原子力空母ロナルド・レーガンが送り込まれる。この空母をリーダーにして、横須賀エリアには合計14隻の米国艦が展開することになる。横須賀基地に、第二次世界大戦終結以来最強の船団が出現するわけである。
チャンセラーズビル巡洋艦は長さ172m、定員は350人。トマホークやハープーンなど、様々なタイプのミサイル、さらには速射砲、魚雷、対艦ヘリ2機を搭載する。
空母グループの一員として機能するもので、対空・対ミサイル複合作戦を遂行し、水上・水中の標的を撃滅することが出来る。
これほど強力な船が米国の国外に配備されることは初めて。