米チャールストンの教会で銃乱射 人種差別問題をめぐり新たに論議高まる

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17日、米サウスカロライナ州チャールストンにあるアフリカ系米国人が通う教会、エマニュエル・アフリカン・メソジスト・エピスコパル教会で銃が乱射され、9人が死亡した。犠牲者となった女性6人・男性3人はすべてアフリカ系米国人で、牧師のクレメンタ・ピンクニー州上院議員も、その中に含まれている。

容疑者として,21歳の白人男性ディラン・ルーフが逮捕された。彼はすでに自分の容疑を認めている。なお当局は、この悲劇をテロ行為として扱っている。

ジャーナリストでラジオ司会者のソロモン・コミッシオン氏は「米国の黒人に対する不当な態度が、上から植えつけられている」と指摘した。

チャールストンで銃乱射事件:憎悪による大量殺人 - Sputnik 日本
チャールストンで銃乱射事件:憎悪による大量殺人

9人のアフリカ系米国人は、サウスカロライナ州の教会で銃殺された。銃を乱射したのは白人男性だが、マスコミは、その件に関しては言及しない事にきめた。ソーシャルネットワーク上では、激しい議論が巻き起こっている。俳優のロブ・ロイ氏は「悲劇についての第一報は数時間後に入ったが、その時は誰も、犯人が白人だとは伝えなかった」と指摘した。別のユーザーは「犯罪が人種差別とは何の関係もなかったら、すぐにマスコミは詳細を伝えたに違いない」とコメントしている。

現在警察も、今回の事件を「ヘイトクライム」(憎しみが温床となった犯罪)とみている。

ジャーナリストのソロモン・コミッシオン氏は「もし黒人のイスラム教徒が銃を乱射したのであれば、マスコミはすぐさま、それをテロ事件として報じただろう。なぜディラン・ルーフはテロリストと呼ばれないのか? ああした年齢の白人すべてを乱暴に拘束するような命令はなかった。そんなものは何もない。でも彼が黒人あるいはイスラム教徒だったら、状況は全く違っていたろう。ここで重要な役割を演じているのは、米国の国家政策だ。まさに人種差別を温床に、こうした襲撃事件が起こっているのだ。」

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