今後急速に発展すると見られる中国企業によるインターネット通販により、多くの商品がロシアに入り込んできた場合、ロシアの郵政当局はどう対応するのだろうか? ラジオ・スプートニク記者は、フォーラムに参加した「ロシア郵便」の指導者達に、意見を聞いた。
そのひとり「ロシア郵便」のアレクセイ・スカティン副長官によれば、今年の末までに、中国とロシアの間に、特別の郵便列車の第一号が運行される、という。一年で他の輸送形態から5万トン以上の郵便貨物が、鉄道輸送へと移る見込みだ。
「中国郵政は、インターネット貿易発展における我々の重要な基本的パートナーだ。流通量は、毎年2倍以上に伸びている。今後数年の計画としては、まず郵便列車の運行開始がある。この列車は、中国からロシアへの郵便輸送のみを専門にする。」
貿易においてロシア市場は、世界で最もダイナミックに発展するものの一つである。平均して1年で40%も成長している。ロシアにおけるインターネット・ショップを利用する購買者の総数は、2540万と言われている。その半分以上は、ロシアのインターネット・ショップで買い物をしているが、10%は外国のショップも利用しており、その三分の二は、様々な国のショップも使っている。
状況を予想して、ロシア郵便では、外国からの郵便物の流れが今後、2倍、3倍、さらには10倍に増える事に向けた準備ができている。