シリア人権監視団のラミ・アブドル・ラーマン代表は、「ISが20日、(パルミラの遺跡がある地区に)地雷を仕掛けた。また彼らはパルミラのローマ劇場にも爆発物を仕掛けた。私たちには未だに、その理由が分からない」と語った。ロイター通信が伝えた。
パルミラ遺跡は、シリアにある6つの世界遺産の一つで、5月半ばにISに占拠された。シリア軍は、パルミラを明け渡す前に、大多数の住民と、政治犯や兵役拒否者など、およそ1万1000人を避難させた。また、パルミラの中央博物館の最も貴重な歴史的遺物も運び出された。
パルミラが占拠されたあと、古代遺跡や寺院が破壊の脅威にさらされた。