ロシアのメディアによれば、これにより18人が負傷し、そのうち3人は病院に搬送されている。このほかさらに11人が警察の暴力によって傷を負った。
アルメニアでは8月から実施予定の電力値上げに反対し、6月19日から市民による抗議行動が行なわれている。市民らは電力の値上げにより必需品および多くのサービスも値上がりするとの懸念を抱いている。
抗議市民らは「盗みに反対!」のスローガンを掲げ、電力値上げの決定を取り消しを求め、自由広場で座り込みを行っていた。
22日夜、市民らの最後通告の期限は終了したものの、政府からの回答が得られなかったため、ピケに参加していた市民に数千人の市民が加わり、バグラミャン元帥大通りにある大統領宮殿に向かって行進が開始された。バグラミャン元帥大通りには議会、憲法裁判所、アルメニア国家アカデミー、中国大使館、シリア大使館が並んでいる。
市民らはサルキシャン大統領との会見を要求。それに対し政権側は市民グループの5-6人の代表者のみを会見に参加させるよう提案していたものの、その決定は退けられ、抗議市民は警察により散会させられた。
現在、エレバン中心部の交通止めは解除されているものの、未だに特殊機器、治安維持部隊の配備はいまだに解かれていない。