米大統領府は、貿易協定を締結する権利を得る。また議会は、協定に修正を加えずに、単に批准できるようになる。
この動きは、日本や太平洋地域の他の10か国との貿易協定の実現を促進するためのもの。法案は、賛成60、反対38で可決された。文書は、署名のために、ホワイトハウスへ送られる。
環境保護団体や労働組合は、自由貿易協定が、米国の失業率を上昇させるとして、この法案に反対した。
先週、下院は、協定が発効することで職を失う失業者たちを支援するための関連法案を否決した。なお、主に反対票を投じたのは、オバマ大統領が所属する民主党の議員たちだった。