ギリシャは6月30日に、国際通貨基金(IMF)から受けた15億ユーロの融資を返済しなければならない。またギリシャに対する支援プログラムも、6月30日に期限を迎え、ギリシャはこのプログラムの枠内に残っている72億ユーロの支援も受け取ることができなくなる。
ドイツのエッティンガー欧州委員は、ギリシャのユーロ圏離脱が目的ではないため、各国は、最後の瞬間まで、問題の解決策を見つける作業を行うが、もし解決策が見つからなかった場合、他の選択肢はない、と述べた。
ギリシャと債権者間の交渉の次の段階は、6月27日に行われる。
なお、ギリシャ財務省は、ドイツへの戦争被害賠償請求に関する議会委員会に対し、第1次世界大戦に対してだけでも、ドイツはギリシャに90億ユーロを支払うべきである、と伝えた。