これは、26日に同国中部の保養地で起きた観光客への銃撃テロ事件に対する対抗措置になる。
26日、チュニジア中部スース郊外の保養地カンタウイにあるイムぺリアル・ホテルのビーチで、旅行客が銃撃された。自動小銃でホテルの滞在客を襲ったのは、エンジニアの学生で、彼はゴムボートでホテルのビーチに近づき、ビーチパラソルを持って上陸し、その中に隠していた自動小銃を突然手に取り、目撃者の証言によれば、異常なほど冷静に、何かのメソドに従うように旅行客達を銃撃し始めた。40人が犠牲となり、さらに40人が負傷した。なお最も新しい情報では、実行犯は一人で、すでに死亡している。
「IS(イスラム国)」が犯行声明を出した。
今回のテロ事件は、規模といい、その冷笑的な性格といい、同様の事件としては前代未聞のものとなった。事件後、外国人観光客は、大挙してチュニジアのホテルから離れている。チュニジア当局は、スースで起きたテロ事件について「国の経済に致命的な打撃を与える恐れがある」として警戒感を強めている。