ポロシェンコ大統領は、TV「ツェントル」のインタビューに応じた中で、「ドンバスの紛争ゾーンに送られたウクライナ軍人の数は、6万人に達した。紛争ゾーンでの対立のピーク時でも、その数は3万に満たなかった。新しい兵器を始動させ、あるいはそれらを完全に修理するため、あらゆる事が行われた」と伝えた。
昨日26日中に、戦車などの重兵器の撤退期限が切れた。これは、ドイツ、ロシア、ウクライナ、フランスの所謂「ノルマンディー4カ国」の外務大臣が6月23日パリでの交渉で達成した新たな合意に基づくものだ。交渉を総括して、外相らは、すでに2月12日に作成されたミンスク合意に代りうるものはないと確認した。この合意は、まず何よりも、紛争ゾーンでの完全停戦に関するものだ。
一方自ら独立を宣言しているドネツク人民共和国の国防省は、26日にドンバスでは、停戦違反が26件あったと発表した。これに対しウクライナ軍側は、ドンバスでは一昼夜の間に、義勇軍側からの停戦違反が91件記録されたと伝えている。なおドネツク人民共和国のデータによれば、ドンバス領内では、5発の戦車砲や82及び120ミリ口径の迫撃砲120発などが発射されたとのことだ。