昨日、コンクールの入賞者が発表された。各部門、第一位の顔ぶれは次の通り。
女性ヴォーカル部門はロシアのユリヤ・マトチキナ氏(メゾソプラノ)。
男性ヴォーカル部門はモンゴルのガンバアタル・アリウンバアタル氏(27歳、バリトン)。
ピアノ部門の優勝・聴衆賞はロシアのドミートリイ・マスレーエフ氏(ラン・ウデ出身、27歳)。
以上受賞者とともに、マリインスキー劇場交響楽団がコンサートに出演する。指揮はコンクール組織委員会の共同代表も務めるワレリイ・ゲルギエフ氏。
今回のコンクールはチャイコフスキー生誕175年の記念の年に行われた。45か国から623人が参加した。
チャイコフスキー国際コンクールは1958年に始まった。これまでに、ピアノ部門からはヴァン・クライバーン、ウラジーミル・クライネフ、デニス・マツーエフ、バイオリン部門からはヴィクトル・トレチャコフ、ギドン・クレメル、声楽部門からはエレーナ・オブラスツォワ、タマーラ・シニャフスカヤ、パアタ・ブルチュラゼ、チェロ部門からはナターリヤ・シャホフスカヤ、アントニオ・メネゼス(以上敬称略)など、多くの名匠が輩出している。