今日、外務省の林肇(はやし・はじめ)欧州局長がモスクワに向けて出発した。氏はロシア外務省アジア第三課リュドミラ・ヴォロビヨワ課長と会談し、のちの岸田外相の訪露に向けた準備を行う。
消息筋によれば、「現在のところ、岸田外相の訪問は8月31日から9月1日になる可能性が強い」とのことだ。
外務省の林欧州局長が金曜、岸田外相の訪露を準備するため、モスクワに向けて出発した。この訪問で、貿易経済問題担当露日政府間委員会のモスクワにおける開催日時が決まる予定である。同委員会の日本側の代表を務めるのが岸田外相だ。つまり、同委員会の開催日時を決めることが、岸田外相の訪露日程を決めることなのである。
岸田外相は昨年春にロシアを訪問する予定だったが、ウクライナ問題を理由に、訪問は無期限延期された。岸田外相のロシア訪問は、ロシア大統領の日本訪問を準備するために、必要な段階であり、また条件である。ロシア大統領は年内に日本を訪問することになっている。