「統一造船」社国家防衛調達課のアナトーリイ・シュレモフ課長がサンクトペテルブルグの国際軍事海洋展でリア・ノーヴォスチの取材に答えて明かしたところによれば、現在は「イワン・フルス」(ソビエト時代の海将の名)と名付けられた第二の艦船の建造が進められている。その主要な目的は、米国のミサイル防衛システムの追跡である。同氏によれば、「プロジェクト18280」に連なる艦船は、高い自律性を誇り、コンポーネントおよびシステムが高いレベルで統合されている。さらに、これらの艦船は、予め、のちに様々なバージョンアップを行えるように設計してある。
設計を担うのは「アイスベルグ」設計事務所(サンクトペテルブルグ)、建設は造船部門の最大手の一角である、造船工場「セーヴェルナヤ・ヴェルフィ(北方造船)」である(こちらも本拠はサンクトペテルブルグ)。偵察船「イワン・フルス」は排水量2500トン、最高速度20ノット、基地から8000海里離れて活動でき、定員は120名。工場における試運転は2016年第3四半期に予定されている。