医師団は、彼女には致死的な病気はなかったにもかかわらず、この女性の願いに応じた。
ローラさんの話では、彼女には6歳の時から自殺願望があり、21歳から数度自殺未遂を重ね、精神科の病院に入院した事もあった。
ローラさんは「私にとって死は、選択の問題ではない。選べるのであれば、できれば生を選んだろう。私はできる限りのことをしたが、上手くいかなかった」と語った。
いつ安楽死がなされるのかは、伝えられていないが、ローラさんによれば、すでに日付を選び、葬儀の計画もした。
ベルギーでは、すでに2002年に安楽死が許可されている。その際は、耐え難い痛みや、治療不可能あるいは致死性の病気が、許可の根拠とされた。その後2014年、ベルギー国王は、先に議会が可決した、年齢を問わず病気の子供達の安楽死を許可する法案に署名した。この事は、ベルギー内外の宗教組織から激しい批判が浴びせられた。
ベルギー以外に、オランダやルクセンブルグ、そして南米コロンビアでも安楽死が許可されている。