その死体はサハリン州のシャフテルスク空港付近の海岸沿いで発見された。死体は引き裂かれており、骨や血液も見えていた。
サハリン漁業海洋学研究所予報課のニコライ・キム副課長の見解では、この生き物はイルカである。
「この生き物がロシアの海にいるとは考えにくい。大方、暖流に乗ってやって来た生き物だろう。熱帯・亜熱帯の生き物が紛れ込み、ロシアの環境に耐えられないというケースがしばしばある。確信を持って言うが、これは一種のイルカである。ただし、こいつには毛皮がある。これは風変わりである。イルカには毛皮などない」とキム氏。
珍獣の写真はロシアのSNS上でセンセーションとなっている。ある人は、通常インドやパキスタン、ネパール、バングラデシュの淡水に棲息する、ガンジス川イルカとの類似を指摘する。またある人は言う。「ロシアの夏はあまりに寒いので、インドのイルカもここに来ると毛皮に覆われてしまう」。
A mysterious sea creature with fur washed up on the shore in the far east. No one has identified what it is yet pic.twitter.com/5yUSxbj3kP
— Mrs.Gary Oak (@DarthVenn) 30 июня 2015