コンピューター・シュミレーションにより米国の天文学者が行った調査は、宇宙には恐らく、予測されていたよりもはるかに少ない数の銀河しかない事を示した。なおこの問題に取り組んでいるのは、カリフォルニア、ミシガン、ジョージア大学の研究チームだ。
学者らは、コンピューターモデルを開発し、その助けを借りて、初期宇宙の進化プロセス、つまり銀河の発生と相関関係を再構築した。そうしたシュミレーションの結果は、疑いを確認した。学者らは、明るい銀河のある部分が、独立したぼんやりした銀河と考えられたりしたことも含め、前の計算が間違っていたとの結論に達しつつある。また、以前多くの人が予想した弱い銀河が指数関数的に数を増しているという事も、コンピューターによる再構築では明らかにならなかった。