これまで絶対的な記録となっていたのは1983年および2003年に記録された40.2度だった。
ドイツでは最近、異常な猛暑により、人・動物はおろか、道路まで被害にあっている。特にコンクリート舗装の高速道路の被害がひどい。ドイツ道路交通の大動脈のひとつA5道路では、コンクリートが膨張してひびが入り、A14およびA9道路の一部では、舗装が損傷するおそれから、最高時速80kmという速度制限が導入された。
高温のため、鉄道車両内のエアコンが故障を起こし、遠距離鉄道便およそ20が運行取りやめ、多数の便が遅延している。
ドイツではこの両日、水難事故による死者が激増している。人々は暑さを逃れて水場に殺到している。数日で少なくとも10人が溺死している。