ザリフ外相はイランのTV放送「アル・アラム」のインタビューで次のように述べた。「残念ながら、一部の国が立場を変更し、要求を高めている」「仲介6か国の一部が異なる立場をとり、それが事態を複雑にしている」。
国際仲介6か国(英国、ドイツ、中国、フランス、ロシア、米国)とイランはEUの参加のもとで、イランの核開発に関する最終合意の締結に向けて作業を進めている。合意は6月30日までに結ばれる約束であったが、ウィーンでの定例交渉で、作業を7月10日まで延長することが決められた。
木曜、今回の交渉ラウンドが無期限に延長されることが明らかになった。米国のケリー国務長官によれば、交渉当事者は、事を急がず、質の高い合意を策定するのだという。加えて国務長官は、イランとの合意プロセスは無限に続くわけではない、とした。