イルカは水中に棲息し、太陽光があまり入らない深海に潜っていく。よって、水中を移動し、餌を探す際には、エコー・ロケーション(反響測位)に強く依存することになる。水中の色々な物体の表面から反射される音が、イルカの脳内で、立体的な映像を結ぶ。死んだイルカ2頭の脳をMRI(核磁気共鳴画像法)で検査した結果分かった。
イルカは脳で音を見ることが出来る
© Flickr / Patrik Jonesイルカ
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© Flickr / Patrik Jones
サイン
死んだイルカの脳を研究した学者らが、イルカの驚くべき特性を明らかにした。イルカ(ハクジラ)は脳で音を見ることが出来るのである。こうした能力はイルカが水中でうまく暮らすために必要なものだった。