ウクライナ保健省、全国民に心停止後の臓器提供を提案

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ウクライナ保健省は「臓器および他の解剖物質の移植について」の法に新たな修正を加えるよう提案している。修正案では心停止後の臓器提供を解剖学的に許可することが見込まれている。

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修正案では臓器、皮膚、脳髄などの移植を現在、それが許可されている学術機関、国家機関、公共機関のみならず、全ての医療機関に許可するよう提案されている。このほか、ウクライナ保健省は心停止後の臓器提供の自動的許可を提案している。現行法では心停止後の臓器、皮膚などの提供は患者が生前これに同意していた場合またはこうした同意を患者の死後、その親族が与えた場合に限られている。

ウクライナ保健省提出の法案が通過した場合、ウクライナ国民は自動的に心停止後の臓器提供に同意させられることになる。ただし患者本人が心停止後の臓器提供を望まない場合、生前に提供を拒否する文書を作成することができる。

人権擁護家のエドゥワルド・バギロフ氏はこの状況をコメントしたなかで、「臓器提供を拒否する声明は現段階ではどこに出したらいいか確定されていない。各都市にこうした声明を受理する機関があればいいのだが、こうした機関の開設に資金を出す法案は見込まれていない。それ以外に、金を受け取りたいために、医師らが臓器提供者になる可能性のある患者を救済するためにあらゆる必要な手をうっても、あらゆる可能な行為を行わなくなるという仮説的可能性が常に残ってしまう」と語っている。

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