選手は訃報を受け、13日にペテルブルグで行われる葬儀に参列するため、急遽、日本でのショーの出演を全て取りやめることを明らかにした。
プリュシェンコ選手は母親のガンを治すため、ロシア、ドイツ、イスラエルの最高のクリニックで治療を進めてきた。タチヤナさんは最後はペテルブルグにある「ソガズ」クリニックで最高の医師団のもとで治療を受けていた。
母親のタチヤナさんがいなくては、世界はエヴゲーニー・プリュシェンコという輝かしい五輪優勝者の舞いを目にすることは決してなかっただろう。なぜならタチヤナさんは、家族が直面し続けた物質的な困窮をものともせず、息子をフィギュア・スケートの学校に進ませ、その後、サンクト・ペテルブルグへと居を移させたからだ。立派な息子さんを育てられたタチヤナさんに、心からご冥福をお祈りいたします。