インド・アジアン・ニュースサービス通信の報道によれば、映像はイラクのチクリト市で撮影。22分間に数百人のイラク兵捕虜が処刑される様子が映し出されている。
処刑が行なわれたのは2014年6月12日。「イスラム国」は軍事基地近くにある空軍学校を襲撃し、1500人あまりの生徒を捕虜にした。捕虜の大半がシーア派だった。
ビデオには塵芥車が捕虜を地面に叩きつけ、掘られた墓穴に捕虜を一列に並べた後、捕虜らが射殺される場面が映し出されている。ビデオでは「イスラム国」戦闘員らはショベルカーを処刑者の収集に使っている様子もうかがえる。これによって犠牲となった捕虜の数は明らかにされていない。
テロ組織「イスラム国」は世界の安全を脅かす筆頭的な存在。過去3年でイラク、シリアの著しい領域を手中に収めており、さらに来たアフリカ、リビアの一部に影響拡大を図っている。