UAE副大統領兼ドバイ首長のモハメド・ベン・ラシド・アル・マクトゥム氏がセンターの設立に関する法律に調印した。センターはUAEの宇宙プログラムを支援し、アラブ世界で初となり、6年後には火星に出発する、宇宙機器の打ち上げプロジェクトを担う。
また宇宙センターは宇宙関連の科学分野を専門とする人員の育成、宇宙関連のイノベーション・テクノロジー、国際的な学術プログラムを所管し、宇宙研究への融資も行う。
UAEは昨年、宇宙機関の創設および探査機「アル・アマル(希望)」の打ち上げに関する計画を発表した。探査機は時速12万6000kmの速さで200日かけて6億kmを飛び、UAE建国50年となる2021年に火星に到着する、という計画だった。
計画では、探査機は火星の表面から1000ギガバイトの情報を集め、地球に送信する。火星の大気や気候の研究が狙いだ。