シリアのSANA通信の報道によれば、アレッポの古代の要塞付近のトンネルにテロリストらが爆破物を仕掛けたため、旧市街の一部をなし、ユネスコの世界遺産に登録されている堡塁の壁の一部が破壊された。
破壊を行なったグループは現段階では特定されていない。
アレッポとその周辺は武装戦闘員らとシリア軍の間で掌握する地区が分かれている。政府軍のほうは都心をはじめとするおよそ60%を掌握しているものの、それ以外の地区の管轄をめぐっては「イスラム国」、「アル=ヌスラ戦線」をはじめとする武装戦闘組織間でたゆまない戦闘が展開されている。
7月はじめ、「アル=ヌスラ戦線」はアレッポの新たな地区およびすでに掌握された防衛を強奪する目的で複数の武装集団と同盟を組んでいる。数日前も同様の目的で「イスラム国」と「アル=ヌスラ戦線」の武装組織の同盟が組まれている。