現在日経平均株価は、20012円台を推移している。また東証市場第一部に上場する内国普通株式全銘柄を対象とする株価指数Topix(東証株価指数)は、19,8ポイント上昇し1603,3となった。
分析専門家らは、こうした株式の値上がりを、まず第一に、先週末の米国や欧州での株式指数の上昇、また中国の取引所の状況の安定化と結びつけて考えている。
円の対ドル及びユーロの交換レートは、低いレベルにとどまっているが、この事は、日本のメーカーの株価にも肯定的に反映している。低い方が、自動車や電気製品などを製造し輸出する企業にとって有利だからだ。その事が、それらの企業の株価に影響を及ぼしている。
さらに分析専門家らは、ユーロ圏からのギリシャ離脱のリスクが緩和され交渉が続いている事も、一定の役割を果たしたと見ている。